職場の歯医者が苦手な友人にまうな歯科医院を紹介され、20年ぶりに歯科医院に来院されました。
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お口の中を拝見し、レントゲンなどで診査してみると、神経に近いくらい大きな虫歯が複数と、中等度の歯周病がみつかりました。
神経に近い虫歯は、神経に達していなければ、神経を残すことができます。神経を残せると、1回から2回で治療ができ、歯を削る量も最小限で済みます。できるだけ神経を残せるよう、ドックベストセメントや3MIXーMP法などの特殊な治療を用いて、神経を保護する薬を置いて神経を残すことを試みます。痛みが落ち着きましたら、神経を残して、詰めるだけですむことがほとんどです。神経に近い虫歯は早めに治療すると神経を残せる可能性が高まります。(ドックベストセメントについてはこちら)
痛みが出てしまったり、神経まで虫歯の菌が入ってしまっていたら、根の治療をして、歯を残す治療を行います。根の治療は、1回では終わらず、何回かかかります。根の治療を中断すると、残せるが歯が残せなくなることもありますので、根の治療中は、1か月以内に通院し、中断しないようにすることが、歯を残すために重要です。
同時に、歯ぐきの治療を行いました。
歯ぐきの検査をしたところ、上の奥歯に歯周病で歯の周りの骨が溶け始めているところがありましたので、これ以上進行しないよう、歯を残せるよう、歯のお掃除、歯周病治療をむし歯治療と同時に行うことしました。年数が経ちますと歯石がとても硬くなり、歯ぐきに炎症が起きていることが多いです。炎症のある腫れた歯ぐきは触れると痛いので、痛くないよう、とても優しい超音波を使用し段階的にクリーニングします。
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歯ぐきが熟れた苺のように赤く腫れていると、掃除の器具が触れるといたいため、歯ぐきの上の歯石だけを1回目にとり、ブラッシングも行ってもらい、発赤(歯ぐきの赤み)がとれて、炎症が引いてから、歯ぐきのキワのお掃除をします。その後、歯ぐきの下の歯石(歯肉縁下歯石)がある場合は、歯ぐきが引き締まって、歯石が見えてきてから、そっと除去すると、痛くなく歯周病の原因になる歯石を取り除けます。
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超音波も30段階の調整が可能な最新式のものですので、優しく歯石除去が可能です。
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荻窪 歯医者/歯科【まうな歯科医院】荻窪駅南口 徒歩 1分
日付: 2018年4月28日 カテゴリ:まうな歯科医院 患者さん日記 and tagged ひどい虫歯, 歯を残す治療