顕微鏡を覗いて来院された患者さんの菌の状態を観察していたので、人によって、細菌の状態が違うことに気がついた。細菌の種類と数に、個人差がある。
細菌は、誰でもいる。腸内細菌、その他、「無菌室で飼っている無菌動物、マウス等」でない限り、生まれた瞬間から、菌がいる。良い菌がいるので心配は無い。
○歯茎のいい状態の人でも、菌が見える。当然でいいのである。
顕微鏡の画面に白いところもある。
- 歯槽膿漏(しそうのうろう)で、歯ぐきに炎症のある人は、細長い菌(桿菌:かんきん)がウヨウヨうごめいていた。
歯周病で、※歯周ポケットの深い人、ぐらぐらの歯がある人は、ほんのちょっとのプラークをとっても、言いにくいのだが、それはそれは、すごい量の菌が見える。
何と言っていいか、寒いくらい と言えば伝わるであろうか。
ウヨウヨウヨ!って。所せましと、画面いっぱいに密集している。
なんで、顕微鏡を見ていたかと言うと、自費で除菌希望の方々に、顕微鏡で、細菌がいるのを確認してから、除菌をしているからである。それで、その治療の度に、顕微鏡を覗くこととなった。・・新発見。
ネバネバのプラークの中の菌の状態って、人によって違うのである。古くなったプラークの中には、沢山菌が繁殖していた。いつも磨けていない部分がある人は、多い。
荻窪南口まうな歯科医院